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熊本県菊池市�にあるリゾ-ト施設(ホテル温泉レストラン)の農のオーベルジュ白金の森

​農のオーベルジュ 白金の森

※前職在籍時の担当プロジェクト

田園風景の中にある温泉宿泊リゾ-ト施設​

農のオーベルジュ白金の森HP  shirokane-mori.jp

独立前の前職在籍時に、全施設の設計・デザイン・監理を担当したプロジェクト。

平成28年の熊本地震により敷地の一部が崩れ、建築コストも高騰する厳しい状況の中、事業主は人生最後の集大成として、これまで一貫して取り組んできた「地域の人づくり」というテーマを形にする場を目指しました。その想いに寄り添い、統括兼設計・デザイン設計者として事業主と二人三脚で構想を練り上げ、菊池市森北白金に『農のオーベルジュ 白金の森』は誕生しました。

 

小高い丘の上に広がる敷地は、田畑に囲まれた典型的な農村風景。その環境は、ただの背景ではなく、施設の体験の一部として生かされています。通常のリゾート施設のように周囲を遮断するのではなく、ここでは農村のありのままの景色を見せ、農家の営みや自然の息づかいを感じながら、来訪者が非日常の時間を過ごすことができるよう計画されました。事業主と設計者は、敷地の高低差や既存道路、木々の配置を共に検討し、建物と自然が互いに補完し合うことで、新しい丘の風景を生み出す道を探りながら進めました。

 

建築は地場産の木材を用いた平屋の木造在来工法で、斜面の方向に沿った屋根勾配とシンプルなボリュームを基本としています。既存の木々や法面に合わせて建物を細分化・雁行配置することで、外部・内部空間に変化ある表情を生み出し、訪れる人の視線を自然や農村の景観へと導きます。建物を通して、四季折々の光や風、農作業の営みが映像のように映し出されるのです。

 

『農のオーベルジュ 白金の森』は、建築と農村風景、地域の人々の営みを一体化させた体験の場です。ここで過ごす時間は、日常を離れた非日常であり、同時に地域とのつながりを深め、農村と人を育む学びの場でもあります。事業主と設計者が心を合わせてつくり上げたこの場所で、訪れる人々は自然の中で五感を開き、農と地域の価値を感じながら、自らの心と向き合う時間を得れる空間・時間を体験できる施設となることを意図しました。

会長の中村の紹介

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