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熊本の設計事務所が設計した熊本県菊池市に建つ白金の森のシェアハウス

シェアハウス白金の森

所在地:熊本県菊池市森北白金(農のオーベルジュ白金の森内)

用 途:寄宿舎(シェアハウス) 

構 造:木造在来工法平屋 

床面積:251㎡

農のオーベルジュ白金の森(リゾ-ト施設)内に建つ、菊池地域への​移住・定住希望者のための8室のシェアハウス

スパリゾート シェアハウス白金のご案内|白金の森 (shirokane-mori.jp)

本建築の約3年半前、同じ山の一画に源泉かけ流し温泉と宿泊が可能なリゾート施設「農のオーベルジュ白金の森」がオープンしました。

本プロジェクトは、その既存リゾート施設と同じ敷地内に計画された、利用者が全く異なる「シェアハウス」です。

既存施設の設計・デザインに関わった経験を活かし、独立後の当事務所に本施設の設計を担当する機会をいただきました。

熊本県菊池市に建つ白金の森のシェアハウスのパース画像

上画像:施設全体の鳥観図。シェアハウスは左上にある正方形の建物。敷地全体が宿泊者の遊歩道ルートコ-ス

本施設自体の企画コンセプトは「移住体験から定住へ」であり、民間主導の地域活性化を意図しています。

対象は、菊池地域での起業や定住を目指す若年層、及び既存リゾート施設での就業経験を通して定住を希望する入居者であり、共同生活を通し将来地域の担い手として巣立つことを見据え、建築は単なる居住空間ではなく、生活・創造・交流を誘発する環境として計画・設計しています。

熊本県菊池市に建つ白金の森のシェアハウスの外観写真1

■設計上の主題は以下5点。

①宿泊客の視線から居住者のプライバシーを確保し、逆にシェアハウス内部の生活感を意識させないこと

②屋根を含む外観全体が見える立地条件下で、既存リゾート施設との文脈的整合性を持たせるデザイン

③多様な個性をもつ入居者が共存する空間構成

④生活環境が異なる入居者が安心して利用できる複数の「居場所」の創出

⑤維持管理の容易性と長期的なメンテナンス負荷の軽減

敷地は元々緩やかな傾斜地でした。散歩道を行き交う宿泊客の視線と居住者のプライバシー(視線の交錯や生活感がリゾ-トの非日常空間に表出しないように)を分離するため、地盤面を軒高レベルまで掘り下げ建築を配置しました。

 

平面は、リゾ-ト施設の宿泊者の散歩道に面して建っているため表裏のない建築がふさわしいと考えました。そこで裏表が生まれない単純な形態、正方形平面を採用し、その内側に全6箇所のテラスを設け、そこに居室のテラスや機械設備(室外機・給湯器・受水槽など)置き場にしています。このテラスは、視線の交錯を避けつつ入居者に休息や喫煙者のための屋外の「居場所」となります。

熊本県菊池市に建つ白金の森のシェアハウスの外観写真2
熊本県菊池市に建つ白金の森のシェアハウスの外観写真3
シェアハウス白金 外観
熊本県菊池市に建つ白金の森のシェアハウスの夜景写真1
熊本県菊池市に建つ白金の森のシェアハウスの夜景写真2

外周壁には大小の開口をランダムに配置し、通風と自然光の確保、室名から周りの風景を切り取りることで視線関係の調整を両立させています。また、木々に囲まれているため落ち葉の詰まり防止から雨樋を極力設けず、屋根の雨水は屋根と同じ仕上げとした外壁面を伝わせることで管理が容易となるようにしました。

熊本県菊池市に建つ白金の森のシェアハウスのテラス
熊本県菊池市に建つ白金の森のシェアハウスのリビング
熊本県菊池市に建つ白金の森のシェアハウスの室のテラス1
つ白金の森のシェアハウスの室1
つ白金の森のシェアハウスの室2

​各個室に面して屋外テラスを設けることで、機械設備(室外機・給湯器・受水槽など)置き場としても活用しています。

外周壁には大小の開口を配置し、通風と自然光の確保、そして風景を切り取ります。

つ白金の森のシェアハウスのリビング1

室内は中央のパブリックスペースを軸に、その周りに個室・水回り・テラスを配置しています。

中央には大樹を模した屋根を支える構造柱を設け、上部の天窓から自然光を室内に導き、木漏れ日のような柔らかな光環境を創出しています。

 

一本の大樹の下に自然と人が集まり、交流や創造が生まれるように、この建築は、地域活性化に寄与する若者たちの生活・創造・発信の拠点となることを意図しています。

つ白金の森のシェアハウスのリビング2

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